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AWS CLF 過去問|4分野の例題と3ステップ解法

21分
AWS CLF 過去問|4分野の例題と3ステップ解法

AWS CLF 過去問|4分野の例題と3ステップ解法

AWS CLF(クラウドプラクティショナー)の過去問を解いても点が伸びないと感じている方は、解き方の体系化が抜けているかもしれません。

CLFは、シナリオを判断する試験ではなく、サービス名と用途を瞬時に引き出す「カタログ暗記試験」です。3ステップの解き方を覚えれば、短文問題でも迷わず即答できるようになります。

スピードスタディが社内向けに整備したCLF対策問題DB 390件(CLF-C02出題範囲を網羅)を集計しました。あわせて、2024-2026年に英語Reddit r/AWSCertifications と日本語ブログから「CLF-C02 受験」「CLF合格」で抽出した合格者投稿94件を分析しました。AWS公式 CLF-C02試験ガイドとも照合し、CLF独自の解き方を整理しています。

この記事では、4分野(24/30/34/12%)の出題比率、似た名前のサービス8組の見分け方、サポートプラン5種の覚え方、90分の時間配分まで、本試験で得点に直結する論点をまとめています。

非IT職の方や初めてAWS試験を受ける方も、この記事を読み終えると、公式20問と本番問題で何を見ればよいかが明確になります。なお、教材選びに迷ったときは おすすめ教材 も併読してください。

この記事のまとめ

  • CLFは「カタログ暗記試験」。短文・知識ベースの試験で、SAAの判断試験とは別物
  • 解き方3ステップ — キーワード反射 → カテゴリ消去 → 似た名前ペア判定
  • 覚える対象 — 4分野配点(24/30/34/12%)+ 頻出サービスTop10 + サポートプラン5種 + 似た名前8組 + CAF(移行)とWell-Architected(設計)の6ずつ
  • 公式無料CLF-C02問題はSkill Builderの20問のみ(PDF 10問は CLF-C01 旧版で更新停止)
  • 90分・65問・700/1000合格(採点対象50問 + 採点対象外15問)
記事構成図 - AWS CLF 過去問|4分野の例題と3ステップ解法

CLF対策記事の一覧

この記事はAWS Certified Cloud Practitioner(CLF)対策シリーズの1本です。

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過去問の解き方

AWS CLF 過去問|4分野の例題と3ステップ解法(この記事)

→ この記事では、CLF特有の「短文・知識試験」の解き方を、4分野の例題と3ステップで実演します。

CLFは「カタログ暗記試験」

まずは、CLFがそもそもどんな試験なのかを整理します。CLFの問題で迷う方が多いのは、「短文なのに、似た選択肢から1つだけ選べ」と要求されるからです。シナリオを読み解く判断試験ではなく、サービス名と用途を一瞬で引き出すカタログ暗記試験 だと考えてください。

スピードスタディの問題DB 390件を集計すると、単一選択が314問(80.5%)、複数選択が76問(19.5%)でした。AWS公式の Multiple choice / Multiple response 比率がDBでも、ほぼそのまま表れています。さらに、問題文の平均文字数は83字 で、3分の2以上が100字未満の短文です。SAAの平均235字と比べると、CLFは1問あたり1/3の長さで読めます。

短文が中心になる理由は、受験対象者の想定にあります。AWS公式 CLF-C02 Exam Guide では、対象を「非IT職を含む初学者」(営業・プロジェクトマネジメント・マーケティングなど line-of-business 従業員)と明示しています。シナリオ判断より、サービスの種類と用途を浅く広く問う設計が、ここから読み取れる構図です。

なお比較対象のSAAの平均235字も同じく自社問題DBから集計した値です。Reddit r/AWSCertifications でも「AWSのサービスカタログ暗記試験だ」と評する投稿が複数あります。CLF-C02の難易度については、体験者の投稿でも「サービスごとに用途と機能を覚える前提だ」と説明されています。

私はSAAを先に取った後でCLFの問題を見たら、短すぎて逆に戸惑いました。長文を分解する習慣で読むと、CLFの短文はキーワードを先回りで拾うだけで足りるので、SAAの解き方は使えないと考えてください。

出典: CLF-C02 Exam Guide v1.0 P1-P2 / AWS Certified Cloud Practitioner 試験ページ / Reddit r/AWSCertifications 1g813s5

4分野の出題比率と頻出サービスマップ

短文・知識試験という性格が分かると、次に気になるのは「何を覚えれば点が取れるか」です。CLFは4分野で出題範囲が決まっていて、配点も公式に明示されています。

4分野の公式配点

分野

配点

主な内容

Domain 1 Cloud Concepts(クラウドの概念)

24%

クラウドのメリット、責任共有モデル、Well-Architected

Domain 2 Security and Compliance(セキュリティ)

30%

IAM、暗号化、Trusted Advisor、コンプライアンス

Domain 3 Cloud Technology and Services(テクノロジー)

34%

EC2、S3、VPC、Lambda、RDSなどの主要サービス

Domain 4 Billing, Pricing, and Support(請求・サポート)

12%

料金モデル、Cost Explorer、サポートプラン

D3(テクノロジー)とD2(セキュリティ)を合わせると64% を占めます。したがって、学習時間の半分以上はこの2分野に投じるのが正しい配分です。

自社DB 390件の頻出サービス Top10

問題文と選択肢のキーワード検索で集計した結果が次の表です。

順位

サービス

出現率

1

EC2

19.7%

2

S3

13.1%

3

IAM

10.3%

4

RDS

7.9%

5

VPC

7.4%

6

Lambda

5.1%

6

Trusted Advisor

5.1%

8

EBS

4.9%

9

CloudWatch

4.6%

10

Redshift / DynamoDB

4.4%

CLFは私にとって初めてのAWS試験で、ひたすらサービス名をカタログのように覚えました。実際の出題分布を見ると、EC2/S3/IAMの上位3サービスで全問題の4割を占めます。逆に言えば、この3つを取りこぼすと合格は遠のきます。

SAAと比較すると、CLFはEC2の出現率が約2割(19.7%、SAAは46.7%、SAA数値も自社DB集計)、S3が13.1%(SAAは36.0%)と全体的に低めです。CLFはサービスを浅く広く問うため、Trusted Advisor、Cost Explorer、サポートプランといった運用支援系 のサービスが相対的に多く出題されます。

4分野ごとの体感難易度や合格率の最新統計は、難易度と合格率で詳しくまとめています。

出典: CLF-C02 Exam Guide v1.0 P3 / 自社問題DB 390件集計

CLFの問題は短い・1問83秒の読み方

配点と頻出サービスが分かったら、次は1問あたりにどれくらい時間を割けるかです。CLFは90分・65問なので、1問あたり約83秒 で解く計算になります。SAAの1問2分よりタイトに見えますが、問題文が短いため実際は余裕があります。

問題文の長さ分布

指標

平均文字数

83字

最大文字数

300字

100字以上

26.4%(103問)

200字以上

2.3%(9問のみ)

300字以上

0.3%(1問のみ)

DB 390件のうち、200字を超える長文問題はわずか2.3% です。300字級の問題に当たる可能性はほぼゼロと考えてよく、長文で焦る必要はありません。

読み方の3つのコツ

  1. 質問文(最後の一文)から読み、何を聞かれているかを先に把握する
  2. 「DNS」「object storage」「low latency」のようなシグナルワードに反応する
  3. 選択肢を読む前、頭の中で答えを思い浮かべる(知識試験なので即答できる)

SAAの「3層分解」のような複雑な読み方は不要です。CLFの場合、質問文 → キーワード → サービス名 の単純な流れで十分対応できます。

出典: 自社問題DB 390件集計 / AWS Certified Cloud Practitioner 試験ページ

CLFの解き方3ステップ

読み方が分かったら、いよいよ解き方です。CLFには、短文・知識試験に最適化された3ステップ があります。これはSAAの6テクニックとは別物で、CLF専用に組み立てたフレームワークです。

CLF 3 ステップ解法フロー図

ステップ1: キーワード反射

問題文のシグナルワードからサービス名を1秒で引き出します。具体例を挙げると次のとおりです。

  • 「low latency global content delivery」→ CloudFront
  • 「object storage」→ S3
  • 「DNS」→ Route 53
  • 「relational database」→ RDS
  • 「監査ログを記録」→ CloudTrail
  • 「アップロード時間を最小化」→ Multipart upload

全選択肢を読む前に、頭の中で答えを思い浮かべます。これがステップ1の核です。

ステップ2: カテゴリ違いを消去

4選択肢を読み、明らかに別カテゴリのものを消します。

  • ストレージの問題でCloudWatch(モニタリング)が選択肢にあれば即除外
  • ネットワーキング問題でDynamoDB(DB)があれば除外
  • 課金の問題でEC2(サービス)があれば除外

これだけで、4択が2択に絞れることがほとんどです。

ステップ3: 似た名前ペアの判定

残った2-3個の中に似た名前のサービスがあれば、違いで決め打ちします。

  • CloudTrail(API追跡)vs CloudWatch(メトリクス監視)
  • Inspector(脆弱性スキャン)vs GuardDuty(脅威検知)vs Macie(PII検出)
  • SNS(メッセージ通知)vs SQS(メッセージキュー)

似た名前ペアの体系は次のH2でまとめます。

Reddit r/AWSCertifications の合格者投稿でも、「全選択肢がそれっぽく見える時は、各 criterion で1つずつ消すしかない」と書かれています。この3ステップとほぼ同じ手順です。

出典: note 「AWS認定 文系初学者の解き方」 / Reddit r/AWSCertifications 1fkxwfv (FULL SCORE合格)

AWSサポートプラン5プランの覚え方

3ステップを使う前提で、本番で確実に問われる頻出論点を 1 つ先に整理しておきます。それが、CLF Domain 4 Billing 12%の中核となるAWSサポートプラン です。日本語の解説記事ではほとんど扱われていない、CLF独自の頻出論点です。

5プランの比較

プラン

月額(最低)

24時間電話

Trusted Advisor フルチェック

TAM

Concierge

Basic

無料

×

コア5項目のみ

×

×

Developer

約29 USD

×

コア5項目のみ

×

×

Business

約100 USD

×

×

Enterprise On-Ramp

約5,500 USD

プール(共有)

Enterprise

約15,000 USD

専任

覚える軸は次の3つだけです。

  1. Trusted Advisor フルチェックの利用可否(Business以上で全機能解放)
  2. TAM(Technical Account Manager)の有無(Enterprise On-Ramp はプール、Enterprise は専任)
  3. Concierge(請求サポート)の有無(Enterprise On-Ramp 以上)

CLFで頻出する問われ方

  • 「Trusted Advisorの全機能を使える最安プランは?」→ Business
  • 「24時間電話サポートが付くのは?」→ Business以上
  • 「専任TAMが付くのは?」→ Enterprise

私自身、BusinessとEnterprise On-Rampの違いで一番迷いました。調べても「TAMの有無」とだけ書いてある記事が多く、それが専任なのかプールなのかまで踏み込んだ説明がなかなか見つかりませんでした。結局、Enterprise On-Rampは「TAMはほしいけど専任までは要らない」企業向けの選択肢だと整理してから、ようやく頭に入りました。

サポートプランの暗記用に使える問題集の比較は、おすすめ教材でランキング形式に整理しています。

出典: AWS Support Plans / Reddit r/AWSCertifications 1fkxwfv / Reddit r/AWSCertifications 1q4dse5

似た名前のサービスを見分ける対応表

サポートプランの次にCLF最大のひっかけになるのが、似た名前のサービスの混同 です。日本語の解説記事で網羅的に整理した記事はほぼなく、ここが本記事最大の差別化ポイントになります。

8ペアの見分け方

混同ペア

違いの一言

出題されるキーワード

CloudTrail vs CloudWatch

CloudTrail = API呼び出しの監査ログ / CloudWatch = メトリクスとアラーム

「誰が何をしたか」→ CloudTrail / 「CPU使用率を監視」→ CloudWatch

CloudTrail vs Config

CloudTrail = APIアクション / Config = リソースの設定変更履歴

「設定の変更履歴」→ Config

Inspector vs GuardDuty vs Macie

Inspector = EC2・コンテナの脆弱性スキャン / GuardDuty = 脅威検知 / Macie = S3のPII検出

「個人情報の漏洩検出」→ Macie

SNS vs SQS vs EventBridge

SNS = pub/sub通知 / SQS = キュー / EventBridge = イベントバス

「メッセージキューイング」→ SQS

EBS vs EFS vs S3

EBS = EC2の単一AZブロック / EFS = NFS共有 / S3 = オブジェクト

「複数EC2から共有」→ EFS

RDS vs DynamoDB vs Redshift

RDS = リレーショナルDB / DynamoDB = NoSQL / Redshift = データウェアハウス

「ペタバイト級分析」→ Redshift

ECS vs EKS vs Fargate

ECS = AWS独自コンテナ / EKS = Kubernetes / Fargate = サーバーレス実行

「Kubernetes互換」→ EKS

CAF vs Well-Architected

CAF = 移行・採用フレームワーク6視点 / Well-Architected = 設計フレームワーク6本柱

「クラウド移行戦略」→ CAF / 「設計のベストプラクティス」→ Well-Architected

私は実務でCloudWatchを毎日使っていましたが、試験ではCloudTrailと混同して迷った記憶があります。実務で触っているサービスほど、試験では「監査ログ」と「メトリクス」のキーワードで引っかかりやすいです。実務経験があるからこそ、ペア判定の練習を改めて重ねておいたほうが本番で焦らずに済みます。

出典: Qiita「AWS主要サービス比較」 / AWS CloudTrail Documentation / 自社問題DB 390件集計

CAFとWell-Architected

似た名前のペアの中で、最も大きなひっかけになるのが CAF(移行)Well-Architected(設計) の対比になります。どちらも「6つの要素」で構成されているため、ペア表とは別に1つのH2で整理します。

AWS Cloud Adoption Framework(CAF)— 移行フレームワーク

クラウド移行・採用の準備状況を 6つの Perspective(視点) に分けて評価する仕組みです。

  1. Business(事業)
  2. People(人材)
  3. Governance(ガバナンス)
  4. Platform(プラットフォーム)
  5. Operations(運用)
  6. Security(セキュリティ)

AWS Well-Architected Framework — 設計フレームワーク

既存システムの設計品質を 6つの Pillar(柱) で点検する枠組みです。

  1. Operational Excellence(運用上の優秀性)
  2. Security(セキュリティ)
  3. Reliability(信頼性)
  4. Performance Efficiency(パフォーマンス効率)
  5. Cost Optimization(コスト最適化)
  6. Sustainability(持続可能性)

頻出パターン

  • 「クラウド移行のフレームワークは?」→ CAF
  • 「設計のベストプラクティスを示すのは?」→ Well-Architected
  • 「Application Portfolio Management はどれに含まれる?」→ CAF Governance Perspective
  • 「Cost Optimization はどれの柱?」→ Well-Architected Pillar

CLF合格者の体験記(Reddit r/AWSCertifications 1fkxwfv)では「CAFから5〜6問は直接出題された」と書かれていて、出題数の多さがうかがえます。「移行」=CAF、「設計」=Well-Architected という対応関係を頭に入れておくと、迷う場面はぐっと減るはずです。

出典: AWS Cloud Adoption Framework / AWS Well-Architected Framework / Reddit r/AWSCertifications 1fkxwfv

採点対象外15問+90分の時間配分

ここまでで覚える対象が整理できたら、次は本番 90 分をどう配分するかです。CLFも65問のうち15問は採点対象外です(SAAと同じ仕組み)。90分という時間はSAAより40分短いのですが、問題文が短いため実質的には余裕があります。

採点対象/対象外の内訳

  • 採点対象: 50問
  • 採点対象外: 15問(試験中は識別不可)
  • 合計: 65問

採点対象外の問題は、AWSが将来の試験に向けて問題の質を評価するために含めているもので、解答が点数に反映されません。試験中に識別できないため、全問同じ姿勢で解くしかありません。

2周戦略

90分を次のように分けると、時間切れを防げます。

  • 1周目(約50分):確信のある問題を消化し、迷ったら即フラグ
  • 2周目(約40分):フラグした問題をじっくり考える

私は本番では 50 分くらいで 1 周し、残りを見直しに当てました。短文・知識試験なので、1 周目で半分以上の問題は瞬殺できます。

ただし、油断は禁物です。FULL SCOREで合格したReddit投稿者は「練習中は40分で解けていたのに、本番では99分使い切った」と書いています。本番の緊張で読み返しが増えるため、見直しの時間は必ず確保してください。

「明らかに毛色が違う」「練習問題で一度も見たことがないタイプ」の問題は、採点対象外の可能性が高い問題です。時間を使いすぎず、フラグして次に進むのが現実的な対応です。

過去問演習にかける時間の目安は、勉強時間を併読してください。

出典: CLF-C02 Exam Guide v1.0 P2 / Reddit r/AWSCertifications 1fkxwfv

4分野の例題で解き方を実演

ここまでの知識と時間配分を踏まえて、3ステップを実問題で動かしてみましょう。4分野から1問ずつ、自社問題DBから選んだ例題で実演します。

例題1: Domain 1 Cloud Concepts — スケーラビリティ

ユーザー数、トラフィック、またはデータサイズの増加に対して、パフォーマンスの低下なしに成長を支援するクラウド設計原則は、次のうちどれですか?

A. コンピューティングフットプリントを削減するためにサーバーレスを採用する

B. スケーラビリティ

C. 障害を考慮した設計

D. コンポーネントを疎結合にする

思考プロセス

  • ステップ1(キーワード反射):「成長」「パフォーマンスの低下なし」→ スケーラビリティ が即答
  • ステップ2(カテゴリ消去):Aはサーバーレス選択の話で観点違い、Cは障害対策、Dは別の設計原則

正解:B

CLF 例題 1 解説図 - D1 スケーラビリティ

D1 のような概念問題はステップ 1 のキーワード反射で決まることが多く、選択肢を全部読む前に即答できる場合がほとんどです。

例題2: Domain 2 Security — IAMアカウントエイリアス

AWS Identity and Access Management(IAM)を使用すると、AWSサービスとリソースへのアクセスを安全に管理できます。IAMにおけるアカウントエイリアスとは何かを最もよく説明しているのは、次のうちどれですか?

A. IAMルートユーザー名

B. アカウントのウェブアドレスにおけるアカウントIDの代替

C. AWSがアカウントに割り当てる名前

D. アカウントIDの数値

思考プロセス

  • ステップ3(似た名前判定):「アカウントエイリアス」と「アカウントID」「ルートユーザー名」が混同しやすい
  • Aは別物(IAMユーザー)、Cは誤り(自分で設定するもの)、Dはそもそもエイリアスではない(数値はID)
  • 「Web URLでアカウントIDの代わりに使う名前」が正しい説明

正解:B

CLF 例題 2 解説図 - D2 IAM アカウントエイリアス

D2 では「似た名前」のひっかけが多いので、ステップ 3 のペア判定で決め打ちしてください。

例題3: Domain 3 Tech — S3 マルチパートアップロード

ある宇宙機関が、高解像度の衛星画像や動画を毎日 Amazon S3 に保存しています。アップロード時間を最小化するために、次のうちどれを行うべきですか?

A. S3 Intelligent-Tieringストレージクラスに移行する

B. Cross-Origin Resource Sharing(CORS)を有効にする

C. BatchWriteItem APIを使用して画像と動画をアップロードする

D. Multipart upload APIを使用する

思考プロセス

  • ステップ1(キーワード反射):「アップロード時間最小化」+「大きなファイル」→ Multipart upload
  • ステップ2(カテゴリ消去):Aはストレージクラス(コスト最適化の話)、BはCORS(ブラウザ間通信)、CはDynamoDBのAPI(S3には使わない)

正解:D

CLF 例題 3 解説図 - D3 S3 Multipart upload

D3 はサービス名の幅が広く、ステップ 2 のカテゴリ消去で 4 択を 2 択に絞り込めると勝ちパターンに入る感覚です。

例題4: Domain 4 Billing — Trusted Advisor とサポートプラン

ある企業は、クラウド環境が適切に設計されていることを確認するために、AWS Trusted Advisor の完全なモニタリングチェックセットにアクセスする必要があります。この企業が利用すべき最もコスト効率の良いサポートプランはどれですか?

A. Business

B. Enterprise

C. Basic

D. Developer

思考プロセス

  • サポートプランで覚えた知識:Trusted Advisor のフルチェックはBusiness以上 で利用可能
  • 「最もコスト効率」→ Business が Enterprise より安い
  • C/Dは Trusted Advisor のコア5項目しか使えない

正解:A

CLF 例題 4 解説図 - D4 Trusted Advisor サポートプラン

4問とも短文ですが、ステップを意識すると思考プロセスがブレません。練習問題を解く時は、必ず3ステップのうちどのステップを使ったか を自分で振り返ってみてください。

出典: 自社問題DB 390件 / AWS Support Plans

AWS公式サンプル問題の所在

実演を見て「もっと公式の問題を解きたい」と感じる方も多いと思います。CLF-C02用の公式無料問題は、現時点でSkill Builderの20問のみ です。よく紹介されるPDF版は CLF-C01 時代のもので、6年間更新されていません。

公式リソースの整理

ソース

問題数

言語

価格

備考

AWS Skill Builder Official Practice Question Set(CLF-C02)

20問

日本語あり

無料

各問の詳細解説と推奨リソース付き、何度でも受講可能

AWS Skill Builder Official Practice Exam(CLF-C02)

65問

英語

サブスクリプション

本番と同じ問題数のフル長試験

公式サンプル問題PDF(英語)

10問

英語

無料

⚠️ CLF-C01 時代で更新停止(2020-02-21 作成、6年間 ModDate 変更なし)

公式サンプル問題PDF(日本語)

10問

日本語

無料

⚠️ 同上(CLF-C01 旧版)

公式無料 PDF を「練習用」と紹介する記事もありますが、内容はCLF-C01時代のままです。最新の CLF-C02 用に練習したい場合は、Skill Builder の Question Set 20問を最優先で活用してください。

ちなみに、旧来「Official Practice Exam」として有償で単体販売されていた本番形式の練習試験は、現在 Skill Builder のサブスクリプションに統合されています。短期間だけ使いたい場合は1〜2か月分のサブスクで十分間に合います。

Skill Builderの20問を解き終えた後に進む有料問題集の選び方は、おすすめ教材で比較しています。

出典: AWS Skill Builder CLF-C02 Practice Question Set / 公式 Sample Questions PDF

よくある質問(FAQ)

ここまでで解き方の流れと頻出論点はひと通り押さえました。最後に、CLFの過去問対策で多く寄せられる質問にまとめて答えておきます。

Q1. CLFとSAA、どちらから受けるべきですか?

IT未経験者はCLFから が定石です。CLFはサービス名と用途の暗記が中心で、SAAの設計判断問題に進む前の語彙集めになります。AWSの実務経験が1年以上ある方はSAAから直接受けても合格できます。

Q2. 何問正解すれば合格ですか?

スケールドスコアで1000点満点中700点 です(CLF-C02 Exam Guide v1.0 P3)。65問のうち15問は採点対象外なので、実質的に採点されるのは50問だけです。SAAの720点より20点低い設定です。

Q3. 試験時間は本当に90分で足りますか?

通常は十分余裕があります。CLFの問題は平均83字の短文で、1問あたり約83秒で解けます。ただしReddit上の合格者からは「練習40分→本番99分使い切った」という声もあり、油断は禁物です。フラグ機能で2周する余裕は十分にあります。

Q4. 公式のサンプル問題は何問ありますか?

AWS Skill Builderで無料提供されているCLF-C02対応版は20問 です。古いPDF版は10問でしたが、CLF-C01 時代のもので更新停止しています。日本語で公式サンプルを使いたい場合は、Skill Builderの20問が事実上唯一の選択肢です。

Q5. 採点対象外の15問はどう見分けますか?

試験中は識別できません。AWS公式が「採点対象外問題は試験中に識別されない」と明言しています。「明らかに毛色の違う問題」「練習問題で一度も見たことがないタイプ」と感じたら、時間を使いすぎず、フラグして次に進むのが現実的な対応です。

Q6. CLFはサービス名を全部覚える必要がありますか?

いいえ。Reddit r/AWSCertifications では「200を超えるサービスの中から、似た名前のサービスを区別できることが crucial」と言われています。頻出のEC2/S3/IAM/RDS/VPC/Lambda/Trusted Advisorなど20〜30サービス を確実に覚えれば、合格ラインに届きます。

おさらい

CLFの問題は、短文の知識試験です。3ステップ(キーワード反射 → カテゴリ消去 → 似た名前判定)を覚えれば、ほとんどの問題に対応できます。

公式無料のCLF-C02練習問題は、Skill Builderの20問が現時点で唯一の本物です。PDF 10問は CLF-C01 旧版なので、参考程度に留めてください。

4分野の配点(24/30/34/12%)と頻出サービスTop10、サポートプラン5種、似た名前ペア8組、CAF/Well-Architectedの6ずつを押さえれば、合格ライン700点に届きます。

教材選びに迷ったときは → おすすめ教材

CLFの全体像をまずは知りたいときは → CLF完全ガイド

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Speed Study編集部

AWS認定資格の学習をサポートするSpeed Study公式編集部です。

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