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AWS クラウドプラクティショナー 参考書6選[CLF-C02]

21分
AWS クラウドプラクティショナー 参考書6選[CLF-C02]

AWS クラウドプラクティショナー 参考書6選[CLF-C02]

この記事のまとめ

この記事は、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)の教材選びを6社の参考書比較と問題集・無料ルート併用で整理する、購入判断ガイドです。

  • 対象 — IT 未経験者から実務経験者まで、CLF-C02 取得を目指して教材を選ぶ方
  • 結論 — 参考書で固いのは SBクリエイティブ 改訂第3版・翔泳社 第2版・技術評論社の 3 択、問題集は Ping-t と Udemy 模試の 2 つで足りる
  • 分かること — 6 社参考書の最新刊比較、AWS Skill Builder + Ping-t + Udemy の組み合わせ、受験料以外の出費を抑える無料ルート
  • 対象試験 — AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02、Version 1.0 公式試験ガイド 2025-02-11 最終更新)
記事構成図 - AWS クラウドプラクティショナー 参考書6選[CLF-C02]

はじめに

CLF(クラウドプラクティショナー)の教材は、世間で「定番 3 冊」と呼ばれる SBクリエイティブ・インプレス・秀和システム新社で固まって見えます。ただ実は 2024-2026 年で改訂が続き、選択肢が一気に広がっています。本記事では改訂事情も加味した上で別の 3 択 (SBクリエイティブ・翔泳社・技術評論社) を推します。

とはいえ6社の参考書を Amazon で並べても、どれを買えばいいかは分かりにくいです。レビュー数、発売日、ページ数、価格 — 比較軸が決まらないと選べません。

実は、合格の決め手は問題演習の量で、参考書は補助です。ただし、補助とはいえ最初の 1 冊で勉強の体感は大きく変わります。

私自身、SAA・DVA・SOA・SAP・DOP の 5 資格を取った後、最後に CLF を受験しました。スコアは 1000 点満点中の 807 点。CLF は 5 資格目だったので軽く思っていたのですが、「もっと取れると思った」というのが正直な感想で、教材の組み合わせをもっと考えればよかったなと、今でも思っています。

※5 資格の正式名称は次の通りです。

アソシエイト 3 種は、SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)、DVA(デベロッパー アソシエイト)、SOA(SysOpsアドミニストレーター アソシエイト)。

プロフェッショナル 2 種は、SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)、DOP(DevOps エンジニア プロフェッショナル)です。

ただ、これは 5 資格取った後の話。CLF 単体で初めて受ける人は、最初の 1 冊で学習体験が大きく変わるはずです。

そこでこの記事では国内 6 社の参考書を全部並べて、AWS Skill Builder + Ping-t + Udemy の組み合わせまで含めて、購入判断材料を 1 つにまとめました。読み終わるころには、自分のレベルと予算で買う本が決まっているはずです。

CLF対策記事の一覧

この記事は CLF(クラウドプラクティショナー)対策シリーズの 1 本です。

テーマ

記事

CLF の全体像

AWS CLF 完全ガイド

勉強方法のロードマップ

AWS CLF 勉強方法ガイド

勉強時間の目安

AWS CLF 勉強時間の目安

難易度と合格率

AWS CLF 難易度と合格率

サンプル問題と解き方

AWS CLF サンプル問題と解き方

→ この記事では「おすすめ教材の選び方」を取り上げます。

教材選びの基本軸と CLF 試験の数字

教材選び 4 軸と CLF-C02 出題比率 4 ドメイン

6 社を並べて比較する前に、まず教材選びの基本軸を決めておきます。CLF の教材選びは「試験範囲網羅性 / 最新性 / 価格 / 学習スタイル相性」の 4 軸で決まり、順序も重要です。まず試験範囲との一致を確認するところから始めます。

なぜ最初に試験範囲かというと、CLF-C02 は 2023 年 9 月リリースの現行版(2025-02-11 最終更新)で、旧 CLF-C01 対応の本では出題範囲がずれるからです。古い本を回避するのが、教材選びの最初の関門になります。

発売日を先に見ておきます。秀和システム新社 2023/11、KADOKAWA 2024/1、SBクリエイティブ 改訂第3版 2024/3。技術評論社 2024/6、インプレス 第2版 2024/7、翔泳社 第2版 2026/2。全社が CLF-C02 対応の 1 年以内改訂で揃っています。古いだけで落とされる本は、現状ないと考えてよさそうです。

SAA の勉強で最初に買った参考書を、CLF を受けた後に読み返したんです。「責任共有モデル」「Well-Architected Framework」「クラウドの 6 つのメリット」— 全部 CLF の範囲でした。責任共有モデルは AWS と利用者でセキュリティ責任を分担する考え方、Well-Architected Framework は AWS 推奨のクラウド設計ベストプラクティス集です。先に CLF をやっておけば、SAA の理解が速くなっていたはずです。教材選びの順番を、もっと考えればよかったと今でも思います。

最初の 1 冊で学習の土台が決まるので、4 軸の順序は崩さないほうが安全です。試験範囲との一致を確認することから始めれば、自分に向くのは 1-2 冊に自然と絞れます。

最後に、試験の数字も置いておきます。合格スコアは 700 ですが、これは正答率 70% という意味ではありません。実際は 100-1,000 の換算スコアで、得点の重みづけがされた仕組みになっています。

総問題数 65 問のうち、採点対象は 50 問。残り 15 問は将来出題評価用です。4 ドメインの出題比率は次の通り(公式試験ガイド 2025-02-11 最終更新)。クラウドのコンセプト 24% / セキュリティとコンプライアンス 30% / クラウドテクノロジーとサービス 34% / 請求・料金・サポート 12%。教材を選ぶときはこの 4 ドメインを偏りなくカバーしているか、目次でチェックすると失敗しにくいです。

国内 6 社の参考書を比較する

4 軸が決まったら、ここで 6 社を並べて比較します。結論から書くと、初心者は SBクリエイティブ 改訂第3版、最新版を選ぶなら翔泳社 第2版、予算重視は技術評論社の 3 択で迷うことはなくなります。それ以外の 3 社は補助か特殊用途と考えるのが分かりやすいです。

なぜこの 3 択が固いかというと、レビュー数(社会的証明) / 発売日(最新性) / 著者背景(信頼性) / ページ数(網羅性) の 4 つで各社の特徴が綺麗に分かれるからです。

最新版データを 1 つの表で見ておきます(価格・レビュー件数は 2026-05-16 時点の Amazon 掲載値)。

出版社

書籍名

発売日

ページ数

価格

評価

レビュー件数

SBクリエイティブ

AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版

2024/3/28

436

¥2,970

4.2

174

インプレス

徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書 第2版[CLF-C02]対応

2024/7/23

360

¥2,860

4.4

57

翔泳社

AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集 第2版

2026/2/9

384

¥2,860

4.5

14

KADOKAWA

独学合格 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集

2024/1/30

336

¥2,728

3.8

43

技術評論社

AWS認定 クラウドプラクティショナー 合格対策テキスト+問題集

2024/6/22

280

¥2,420

4.3

34

秀和システム新社

一夜漬け AWS認定クラウドプラクティショナー [C02対応] 直前対策テキスト

2023/11/11

264

¥2,420

3.6

17

国内 6 社参考書の散布図比較 価格 × ページ数 × 評価

AWS 認定 6 種類を取って分かったんですけど、参考書って「最初の 1 冊」がすごく大事です。CLF を受ける前に Amazon で参考書を検索したら、6 社も出てきて、どれを買えばいいのか正直迷いました。とはいえ、1 冊で十分で、2 冊買う必要はほぼありません。

次の H3 では、各社を 5 つの小節 (対象 / ページ数 + 価格 / 評価 + レビュー件数 / 著者背景 / 向く読者) で順に並べていきます。

SBクリエイティブ 改訂第3版(定番、レビュー最多)

AWS認定 クラウドプラクティショナー 改訂第3版 表紙 (SBクリエイティブ)

迷ったらまずこれ、と言える定番です。レビュー件数 174 が他社の 3-12 倍で、社会的証明として最も強い 1 冊と言えます。

  • 対象 — CLF を受験する人全般、特に IT 未経験者から実務経験者まで
  • ページ数 + 価格 — 436 ページ / ¥2,970(¥/100ページ ¥682、本書が最厚で最もコスパが高い)
  • 評価 + レビュー件数 — 4.2 / 174 件(最多で、社会的証明として十分)
  • 著者背景 — 山下光洋・海老原寛之。長年 AWS 認定対策を執筆してきた定番著者
  • 向く読者 — 1 冊で完結させたい人、評価の安定した本を選びたい人 / 向かない読者 — 厚さに圧倒される人、最新刊にこだわる人

インプレス 教科書 第2版 [CLF-C02 対応]

徹底攻略 AWS認定 クラウドプラクティショナー教科書 第2版 表紙 (インプレス)

教科書らしい体系的構成が特徴で、AWS 認定インストラクターによる解説が読みやすい 1 冊として推せます。模擬問題 1 回分の PDF が付くのも初学者にとってうれしいポイントになります。

  • 対象 — 体系立てて学びたい初学者、模擬問題で実力を確かめたい人
  • ページ数 + 価格 — 360 ページ / ¥2,860(模擬問題 1 回分の PDF 付き)
  • 評価 + レビュー件数 — 4.4 / 57 件
  • 著者背景 — トレノケート株式会社 高山裕司。AWS 認定インストラクター
  • 向く読者 — 教科書らしい構成で学びたい人、模擬問題を 1 回分つけたい人 / 向かない読者 — 著者の語り口で読みたい人

翔泳社 第2版(2026 年最新刊、テキスト&問題集)

AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集 第2版 表紙 (翔泳社)

2026 年 2 月発売の最新刊で、6 社のうち最も新しいタイミングで試験範囲を整理しています。レビュー件数はまだ少なめ(14 件)ですが、評価 4.5 と高く支持されている 1 冊と言えます。

  • 対象 — 最新の試験範囲で学びたい人、テキスト&問題集を 1 冊で揃えたい人
  • ページ数 + 価格 — 384 ページ / ¥2,860
  • 評価 + レビュー件数 — 4.5 / 14 件(最高評価、ただし新刊で件数は少なめ)
  • 著者背景 — 煤田弘法・上堂薗健・西城俊介ほか実務エンジニア + 認定インストラクターのチーム
  • 向く読者 — 2026 年改訂の最新情報を求める人、テキスト&問題集を 1 冊で済ませたい人 / 向かない読者 — レビュー件数の蓄積を重視する人

KADOKAWA 独学合格(アクセンチュア著)

独学合格 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集 表紙 (KADOKAWA)

著者がアクセンチュア株式会社の実務コンサルチームという珍しい構成で、実務系の目線で解説されています。教科書的な平易さよりも、現場の文脈で AWS サービスを理解したい方に合います。

  • 対象 — 実務系コンサル視点で学びたい人、独学派
  • ページ数 + 価格 — 336 ページ / ¥2,728
  • 評価 + レビュー件数 — 3.8 / 43 件
  • 著者背景 — アクセンチュア株式会社、青柳雅之・烏山智史・高橋悠輔・柿沼力ほか
  • 向く読者 — 大手 SI/コンサルの目線で実務に寄った解説を読みたい人 / 向かない読者 — 教科書的な平易さを求める人

技術評論社 合格対策(予算重視)

AWS認定 クラウドプラクティショナー 合格対策テキスト+問題集 表紙 (技術評論社)

6 社で最安級の ¥2,420 という価格設定が魅力です。コンパクトな 280 ページ構成で、短時間で 1 周しきりたい方や予算を抑えたい方に向きます。

  • 対象 — コンパクトに 1 冊で済ませたい人、価格を抑えたい人
  • ページ数 + 価格 — 280 ページ / ¥2,420(最安級)
  • 評価 + レビュー件数 — 4.3 / 34 件
  • 著者背景 — 深澤俊・大瀧隆太、AWS 解説書の実績あり
  • 向く読者 — 短時間で 1 周したい人、予算 2,500 円以内で済ませたい人 / 向かない読者 — 詳しい解説まで読み込みたい人

秀和システム新社 一夜漬け(直前対策)

一夜漬け AWS認定クラウドプラクティショナー [C02対応] 直前対策テキスト 表紙 (秀和システム新社)

直前対策に振り切った 264 ページの 1 冊で、メイン教材というよりは「別の本で学んだ後の最終確認」用途で力を発揮します。

  • 対象 — 受験直前の最終確認用、サブ教材として
  • ページ数 + 価格 — 264 ページ / ¥2,420(最薄)
  • 評価 + レビュー件数 — 3.6 / 17 件
  • 著者背景 — 山内貴弘
  • 向く読者 — 別の本で学習を終え、直前の総ざらいだけ欲しい人 / 向かない読者 — メイン教材として 1 冊目に選びたい人

問題集はどう選ぶか

参考書 1 冊で土台を作ったら、次に必要なのは問題集です。問題集は必須で、Ping-t(無料の AWS 学習サービス、国内最大級)と Udemy 模擬試験(有料、セール時 ¥2,000 程度)の 2 つで足ります。

なぜ AWS CLF 問題集が必須かというと、問題演習の量で合否が分かれるからです。ただし、1 つの問題集を 2-3 周まわすより、2 つの問題集で穴を埋めるほうが安定します。1 冊だと答えを覚えてしまい、そこで伸びが止まるからです。

2 つの違いを表で並べておきます。

項目

Ping-t

Udemy 模擬試験

価格

無料(CLF 範囲は完全無料)

¥2,000-3,000(セール時)

問題数

約 500 問

6 回分・約 390 問

解説

問題ごとに詳細解説

解答 + 解説(講座差あり)

学習管理

正答率・履歴・苦手分野の自動集計

受講後のレビュー機能のみ

デバイス

PC + スマホ

PC + スマホアプリ

出題モード

分野別 / ランダム / 苦手分野

模試形式(60-65 問の通し)

テクノロジーとセキュリティは仕事の延長だったけど、サポートプランの違いを聞かれたときは一瞬固まりました。Business と Enterprise の差は普段意識しないので、不意を突かれた感覚です。問題集で「サポートプラン」「請求」「リザーブドインスタンス」の問題を解いておけば、ここは余裕で取れたはずです。

実務でカバーできていないドメインを問題集で埋められるかが、合否の分かれ目です。Ping-t で 1-2 周まわして基礎を固め、Udemy 模試で本番リハーサルをするのが王道になります。

動画講座は何を選ぶか

問題集と並んで、もう1つ大事なのがインプット用の動画講座です。最有力は AWS Skill Builder(AWS 公式の無料学習プラットフォーム)の「Cloud Practitioner Essentials」。無料で 12 時間 45 分あり、これだけで試験範囲のインプットが完結します。

なぜここまで強いかというと、2026 年改訂で AI/ML と生成 AI、ETL のコース内容が大幅追加され、所要時間が約 2 倍に拡張されたからです。結果として、試験範囲が広がった分、コースの方もきちんと追従しています。

公式ページの数値も確認しておきます。Cloud Practitioner Essentials は無料、所要時間も大幅拡張済み、評価 4.7 / 50,778 件のレビュー(2026-05-16 最終更新、ステータス UPDATED)。日本語を含む 21 言語に対応していて、修了証も発行されます。

Cloud Practitioner Essentials を今年改めて見たら 12 時間 45 分になっていました。前は 6 時間くらいだったはずです。AI/ML (人工知能・機械学習) と生成 AI、それに ETL (データ統合処理) のコースが大量に追加されていて、「これが無料って、本当にやばい」と思いました。

Skill Builder の Free 部分はもう「無料の補助教材」のレベルを超えています。この時間をまるごと取れる人なら、参考書なしでもインプットはこれで完結します。

では Udemy はどうかというと、¥2,000-3,000 で 5-8 時間に圧縮されたものが多く、時間がない人向けです。Skill Builder と Udemy のどちらか 1 つを軸にして、もう片方は使わなくて構いません。

AWS 公式リソースを賢く使う

AWS Exam Prep Plan 4 ステップ Free/Subscription 色分け

Skill Builder の動画を中心に据えるなら、公式リソース全体の構造も知っておくと無駄がありません。AWS 公式は「無料部分」と「Subscription(有料サブスクリプション)必要部分」が混在していて、無料部分だけで Step 1 と Step 3 のレビュー部分はカバーできます。Step 4 の Official Practice Exam は Subscription 必要です。

なぜここを切り分けて書くかというと、「Skill Builder は無料」という一律表現は実態とズレていて、コース別に Free と Subscription が分かれているからです。だから、これを知らずに進めると Step 4 で詰まります。

公式の Exam Prep Plan(公式学習プラン)の全体像を表で並べます。

Step

内容

所要時間

アクセス

Step 1: Get to know the exam

Exam Prep Plan Overview

15 分

Free

Official Practice Question Set: CLF-C02

30 分

Free

Step 2: Refresh your AWS knowledge

Cloud Practitioner Essentials

12 時間 45 分

Free

Official Pretest: CLF-C02

1 時間 30 分

Subscription

Step 3: Review and practice

Exam Prep Overview

20 分

Free

Domain 1-4 Review

各 1 時間 5 分

Free

Domain 1-4 Practice + SimuLearn

各 40 分-1 時間

Subscription

Step 4: Assess your exam readiness

Official Practice Exam: CLF-C02

1 時間 30 分

Subscription

Exam Prep Summary

5 分

Free

Exam Prep Plan 全体は 19 trainings / 32 時間 20 分の Learning plan として動いています。SimuLearn はシミュレーション形式の練習で、Subscription 側です。

Subscription を契約しない場合、軸になるのは無料の 3 コースです。Step 1 の Practice Question Set 30 問、Step 2 の Cloud Practitioner Essentials、Step 3 の 4 ドメイン Review。Step 4 の Official Practice Exam の代わりには Udemy 模試で本番リハーサルを入れます。

過去問は手に入るか

「AWS CLF に過去問はあるか」と検索する人も多いので、ここで先に答えを書いておきます。結論から書くと、AWS は過去問を公開していません。代わりに、公式 Practice Question Set + Ping-t + Udemy 模試の 3 つで対応するのが現実解です。

なぜ過去問がないかというと、AWS の試験問題は非公開方針で、問題プールからランダム出題される仕組みだからです。つまり「過去問セット」という概念自体が存在しません。

代替 3 つを比較しておきます。

教材

役割

価格

問題数

公式 Practice Question Set

公式が出している唯一の練習問題

無料

30 分相当

Udemy 模擬試験

本番形式の 60-65 問通し

¥2,000-3,000(セール時)

6 回・約 390 問

Ping-t

分野別 + ランダムの繰り返し演習

無料

約 500 問

「AWS クラウドプラクティショナー 過去問」と検索すると、過去問を称して販売しているサービスが出てきますが、AWS の公式問題ではないので注意してください。だから、公式の Practice Question Set だけが AWS が出している唯一の練習問題で、ここが起点となるサービスです。

過去問がなくても、上記 3 つで十分対策できます。むしろ過去問より「最新版の問題プールに近い問題集」を使うほうが、現行の CLF-C02 にはふさわしいでしょう。

受験料以外を 0 円で抑える無料ルートはあるか

無料 3 教材の役割補完ベン図

ここまで紹介した無料の問題集と動画を組み合わせると、参考書を買わずに合格を狙うルートが見えてきました。受験料 100 USD 以外を 0 円で抑えるルートは現実的にあるはずです。具体的には Cloud Practitioner Essentials + Ping-t + 公式 Practice Question Set の 3 点で完走できる構成になります。

なぜ無料で完走できるかというと、3 つの教材それぞれが十分な分量を備えているからです。Skill Builder の Free 部分が 12 時間 45 分まで拡張され、Ping-t は約 500 問完全無料、公式 Practice Question Set も Free。この 3 点で試験範囲のインプットと演習を両方カバーできます。

無料 3 教材の役割を整理しておきます。

教材

役割

所要時間

Cloud Practitioner Essentials(Skill Builder)

インプット動画、12 時間 45 分

1.5 倍速で 8-9 時間

Ping-t

分野別演習 + ランダム演習

30-50 時間(2-3 周想定)

公式 Practice Question Set

本番形式の最終確認

30 分

「参考書を買って勉強する」のが当たり前だと思っていたんですが、今は無料 3 点だけで合格を狙う人もいます。Skill Builder の無料部分 + Ping-t + 公式の Practice Question Set。受験料 100 USD だけで完走するルートは、現実的に存在します。

受験料以外を 0 円にするのは、もう「妥協」ではなく現実的な選択肢です。予算重視なら、ここに Udemy 模試をセール時 ¥2,000 で追加する組み立てが、コスパで考えれば最善の選択になります。

無料だけで足りない場合は、Udemy 模試 ¥2,000 を 1 つだけ足すと本番リハーサルが入ります。受験料込みで合計 ¥16,500 + ¥2,000 = ¥18,500 程度。これが現実的な下限ラインになります。

レベル別のおすすめ組み合わせ

レベル別 4 パターン費用と期間の比較

ここまで参考書、問題集、動画、公式リソース、過去問代替、無料ルートと選択肢を並べてきました。最後にレベル別の組み合わせを 4 パターンに整理しておきます。IT 未経験 / IT 経験あり / AWS 経験あり / 予算重視の 4 区分です。

なぜレベルで切り分けるかというと、同じ教材でも IT 知識の有無で活用度が変わるからです。未経験者は基礎の動画 + 参考書から、経験者は問題集中心で時間を短縮できます。

4 パターンを表で並べておきます。

パターン

教材構成

想定費用

想定期間

IT 未経験

SBクリエイティブ 改訂第3版 + Udemy 動画 + Ping-t

約 ¥5,000

4-6 週間

IT 経験あり

Udemy 動画 + Ping-t

約 ¥2,000

2-3 週間

AWS 経験あり

Ping-t + 公式 Practice Question Set

0 円

1-2 週間

予算重視

Cloud Practitioner Essentials + Ping-t

0 円

3-4 週間

SAA の勉強中に「責任共有モデルって結局どっちがどこまで守るんだっけ」と何度も調べ直したのを覚えています。あれ、全部 CLF の範囲でした。先に CLF をやっておけば、あの遠回りはなかったなと、今でも思います。順番を間違えた私が言うのだから、間違いないです。

CLF は AWS 学習の入り口に置くと一番効きます。表の「AWS 経験あり 1-2 週間」は CLF を視野に入れた最速ルートで、すでに SAA 等を取った後で「CLF も追加で取っておく」位置づけならこれが速いです。一方、これから CLF を最初に取る方は予算重視 (3-4 週間) のルートが土台になります。

私自身のレベルと予算で組み合わせを決めれば、迷う時間が減ります。表のパターンから 1 つ選んで、教材を Amazon と Skill Builder で並べた瞬間から勉強を始められる状態にしておくのが一番早いです。

よくある質問 (FAQ)

最後に、本文で拾いきれなかった細かい質問をまとめておきます。

Q. 参考書は何冊買えばいいですか?

A. 1 冊で十分です。テキスト系を 1 冊 + 問題集(Ping-t 無料 or Udemy 模試)の組み合わせが基本で、2 冊以上のテキストを買うと内容が重複して効率が落ちます。

Q. 模擬試験はどれがいいですか?

A. Udemy の高評価講座か、AWS 公式の Official Practice Exam(Subscription)のどちらかを選んでください。Udemy なら英語講座は Stephane Maarek / Neal Davis 等が定番、日本語講座も評価 4 以上のものが複数あります。本番リハーサルを 1 回行うのが定石で、Ping-t を 2-3 周してから模試に進む順番がおすすめです。

Q. CLF-C01 対応の参考書を持っていますが使えますか?

A. CLF-C01 は 2023 年 9 月に廃止され、現行は CLF-C02 のみです。C01 対応の本は出題範囲がずれるので、メイン教材としては避けてください。

Q. CLF-C03 はいつ出ますか?

A. 2026-05-16 時点で AWS 公式から CLF-C03 への移行予告はありません。試験ガイド PDF も Version 1.0 CLF-C02 のままで、今買う本は CLF-C02 対応のものを選んで問題ありません。

Q. 受験料はいくらですか?支払い方法は?

A. 100 USD(為替により円換算は変動、2026-05 時点で約 ¥15,000-16,500)。最新の料金は AWS Certified Cloud Practitioner 公式ページ で確認できます。Pearson VUE(AWS 認定の試験配信プロバイダ)のサイトでクレジットカード払いが基本です。

Q. 無料教材だけで本当に合格できますか?

A. できます。Cloud Practitioner Essentials + Ping-t + 公式 Practice Question Set の 3 点で試験範囲を網羅できます。ただし本番形式に慣れたいなら Udemy 模試を 1 つ追加するのがおすすめです。

Q. 試験は日本語で受けられますか?

A. 受けられます。試験本体は日本語含む 13 言語、Skill Builder のコースは日本語含む 21 言語に対応しています(試験対応言語と教材言語は別カウントです)。参考書は国内 6 社すべて日本語版が刊行されています。

おさらい

ここまで読んだら、教材選びの核を最後に整理しておきます。CLF の教材選びは「試験範囲網羅性 / 最新性 / 価格 / 学習スタイル相性」の 4 軸で決まり、6 社のうち固いのは SBクリエイティブ 改訂第3版・翔泳社 第2版・技術評論社の 3 択です。

そのうえで、問題集は Ping-t(無料 / 約 500 問)と Udemy 模試(有料 / 約 390 問)の 2 つで足ります。Cloud Practitioner Essentials(無料)を組み合わせれば、参考書なしの無料ルートでも合格は射程に入ります。

最後に、自分のレベルと予算でレベル別 4 パターンから 1 つ選び、教材を並べて学習を始めるところまで決めれば、教材選びは終わりです。

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教材選びの次のステップに進むなら、関連する記事を案内しておきます。

学習ステップを知りたい方は AWS CLF 勉強方法ガイド で 6 週間のロードマップが確認できます。

全体像を一通り確認するなら AWS CLF 完全ガイド が試験概要と難易度の整理に役立ちます。

勉強時間の目安が気になる方は AWS CLF 勉強時間の目安 でレベル別の総時間を見ておきましょう。

難易度と合格率の見方を知りたい方は AWS CLF 難易度と合格率 で他資格との比較が読めます。

合格後、上位資格の対策に進む方は スピードスタディ AWS 認定 6 つの学習プラットフォーム で問題演習を続けられます。

資格全体から自分に合うものを探す場合は AWS 資格一覧 で 12 試験を俯瞰できます。

公式リソース・主要教材リンク

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Speed Study編集部

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