この記事のまとめ
この記事は、AWS CLF(クラウドプラクティショナー)に合格するための勉強方法を、公式Skill Builderの流れを軸にした3ステップで解説するガイドです。
- 対象: IT未経験者(AWS実務経験ゼロ、IT周辺知識も持たない状態)から実務経験者(AWS実務経験6ヶ月以上)まで、独学でCLF合格を目指す方
- 分かること: (1) 公式Skill Builderを軸にした3ステップ攻略、(2) IT未経験者向け6週間ロードマップ、(3) 合格者58名の体験から見えた、やってはいけない勉強法と成功パターン
- 対象試験: AWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02、2023年9月リリース)

はじめに
AWS CLFを取りたいと思って情報を集め始めると、教材や学習ステップの選択肢が多くて、どこから手をつけていいか分からなくなりがちなんですよね。
とはいえ「1週間で合格」「30時間で受かった」といった短期合格の体験記を見ると、IT未経験(AWS実務経験ゼロ、IT周辺知識も持たない状態)の方には現実離れして感じるはずです。
短期合格の体験記が現実離れに見えるかどうかは、保有資格の数で決まります。 実は、私はSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)→ DVA(デベロッパー アソシエイト)→ SOA(システムオペレーター アソシエイト)→ SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)→ DOP(DevOpsエンジニア プロフェッショナル)と上位5資格を取った後にCLFを受けました。AWS認定はFoundational(CLF)/ Associate(SAA/DVA/SOA)/ Professional(SAP/DOP)/ Specialty の4階層で、私は上3階層を通過してからCLFに臨んだことになります。
結果は1000点満点中807点。もっと取れると思っていた、というのが正直な感想です。
ここで強調しておきたいのが、この感覚はあくまで上位5資格を持っていた前提だった、ということです。 実務未経験の方が同じ感覚で受けると話が変わります。
この記事では、AWS公式の4ステップ学習フローと、note/Qiita/Zenn/Medium/Reddit(英語のQ&A掲示板)から取得した日英の合格体験記58本を統合し、IT未経験者から実務経験者まで今日から動き出せる3ステップに整理しました。
CLF対策記事の一覧
この記事は、AWS Certified Cloud Practitioner(CLF)対策シリーズの1本です。
テーマ | 記事 |
|---|---|
CLFの全体像 | |
勉強時間の目安 | |
難易度と合格率 | |
おすすめ教材 | |
サンプル問題の解き方 |
この記事では「勉強方法」を、公式Skill Builderの流れを軸にした3ステップにまとめました。
CLF合格までの3ステップ
CLF合格までの勉強は、次の3ステップで進めるのが効率的です。
- 試験範囲を知る(1-2日)
- AWS Skill Builderで基礎を固める(15-30時間)
- 問題演習で仕上げる(5-15時間)
AWS公式の「Exam Prep 4ステップ」と合格者58名の学習法を分析した結果、共通する流れが3段階に整理できました。公式の(1)-(2)を本記事のステップ1、(3)をステップ2、(4)をステップ3にマッピングしています。

3ステップに入る前に一つ大事なことを伝えておきます。試験日は学習開始日に予約してください。合格者の体験記を5件以上読むと、ほぼ全員が「先に予約したから学習が進んだ」と語っています。退路を断てば先延ばしを防げ、計画は逆算するしかなくなります。試験料金は100 USD(日本円で16,500円 税込、2026年5月時点)。料金詳細は AWS公式 認定試験料金ページ を参照してください。
ステップ1を飛ばすと教材選びで迷い、ステップ2を飛ばすと模試で点が伸びません。だからこそ順番が重要なんです。
ステップ1: 試験範囲を知る
ステップ1でやることは、AWS公式の試験ガイドで「何が出るか」を1-2日で把握することです。試験範囲を知らずに教材を買うと、出題されない領域に時間を使ったり、重要な領域を見落とします。
4ドメインの出題比率
CLF-C02の出題は4ドメインで構成されています。
# | ドメイン | 配分 |
|---|---|---|
D1 | クラウドのコンセプト | 24% |
D2 | セキュリティとコンプライアンス | 30% |
D3 | クラウドテクノロジーとサービス | 34% |
D4 | 請求、料金、サポート | 12% |

D3(テクノロジー)とD2(セキュリティ)で合計64%です。この2分野で点を落とすと合否ラインに届きにくくなります。
試験範囲外の5タスク
4ドメインの配分が見えたら、次に押さえるべきは出題されない範囲です。IT未経験の方が一番気にするのは「コーディングができないと無理なんじゃないか?」という不安だと思います。結論、答えは違います。
CLFでは次の5つは試験範囲外です(公式試験ガイドに明記)。
- コーディング
- クラウドアーキテクチャの設計
- トラブルシューティング
- 実装
- 負荷テストとパフォーマンステスト
コードが書けず、システム設計の経験がなくても合格できる試験です。実際、文系出身の方が3日で、営業職や総務職の方が3週間で合格した記録も残っています。
採点対象外15問の存在
もう一つ知っておくとメンタルが変わるのが「採点対象外15問」の存在です。65問のうち15問はAWS側が出題候補として統計を取るための問題で、採点に影響しません。どれが対象外かは受験者には分からないので、「この問題はおかしい」と感じても動揺せず進めてください(出典: AWS公式 CLF認定ページ)。
ステップ1のゴールは、4ドメインの重みを言える状態と、試験範囲外を判断できる状態の2つです。仕上げにSkill Builderの「Exam Prep Plan Overview」(15分・無料)と「Official Practice Question Set」(30分・無料)を併せて受ければ、ステップ2への準備が整います。
ステップ2: 公式コース学習
ステップ1で試験範囲が見えたら、次はステップ2に進みます。やることは、AWS Skill Builder(AWS公式の無料学習プラットフォーム)の無料コースで4ドメインの知識を15-30時間で固めることです。Skill Builderを最優先する理由は、出題範囲との整合性が最も高いから。具体的には 公式のCLF対策学習パス(英語コース、19コース・32時間20分、評価4.7/5の408件レビュー) が提供されています。
4ドメイン別の重点項目
ドメイン別の重点項目はこちらです。
- D3 クラウドテクノロジーとサービス(34%): EC2、S3、RDS、Lambda、VPC など主要サービスの概要・ユースケース・選び方
- D2 セキュリティとコンプライアンス(30%): AWSの責任共有モデル、IAM(Identity and Access Management、AWSのアイデンティティとアクセス権限を管理する中核サービス)、セキュリティのベストプラクティス
- D1 クラウドのコンセプト(24%): AWS Well-Architected Framework、クラウドの6つのメリット、AWS CAF(Cloud Adoption Framework)の6パースペクティブ(= 観点)
- D4 請求、料金、サポート(12%): サポートプラン4種(Basic / Developer / Business / Enterprise)、リザーブドインスタンス、AWS Cost Explorer

CAFとWell-Architected Frameworkの混同に注意
D1でつまずきやすいのが、CAFとWell-Architected Frameworkの混同です。両者は名前が似て両方とも頻出。実際、Reddit r/AWSCertifications の合格直後の投稿には「CAFから直接5-6問出た」とあり、日本語体験記でも「ごちゃ混ぜになる」という声が4件以上独立して上がっています。
両者の目的の違いを押さえてください。
- CAF(Cloud Adoption Framework): AWSをビジネスに導入する観点。Business(ビジネス)/ People(人員)/ Governance(ガバナンス)/ Platform(プラットフォーム)/ Security(セキュリティ)/ Operations(オペレーション)の6パースペクティブ(= 観点)
- Well-Architected Framework: AWSでシステムを設計する観点。運用 / セキュリティ / 信頼性 / パフォーマンス / コスト最適化 / 持続可能性 の6つの柱
「CAFはビジネス導入の話」「Well-Architectedはシステム設計の話」と切り分けると本番で迷わなくなります。
この混同に関連して、もう一つ忘れがちなのが「責任共有モデル」です。 私自身、SAAの勉強中に何度も調べ直した記憶があります。あれもCLFの範囲です(詳しくは後の「合格者に共通する成功パターン」で)。
Cloud Quest と Subscription の使い分け
テキストや動画でCAFとWell-Architectedを学んだら、実際にAWSを触ってみるのも選択肢です。AWS Cloud Quest(ゲーム形式の無料学習サービス)はSkill Builderのラーニングプランに含まれ、EC2やS3を操作しながら学べます。
Skill Builderは基本無料ですが、Domain Practice / Official Pretest / Official Practice ExamはSubscription(個人月額29 USD)が必要(出典: AWS Skill Builder Subscriptions)。つまり、無料コースのみで合格は十分可能で、29 USDは試験日が近くて模試で7割取れていない場合に買うくらいで大丈夫です。
ステップ2のゴールは、Skill Builder主要コースを1周し、ドメイン別Reviewで7割を取れる状態です。これでステップ3への準備は完了です。
ステップ3: 問題演習で仕上げる
ステップ2で基礎が固まったら、最後のステップ3に進みます。やることは、Skill Builderの「Official Practice Exam」やPing-tで本番形式の問題演習を5-15時間行うことです。基礎を固めても、本番形式に慣れていないと「知っているのに迷う」状態になります。迷いを減らす近道は正解を覚えるのではなく、ご自身の弱点ドメインを見つけることです。

演習サイクルの回し方
弱点をつぶすサイクルは「1セット解く → 間違えた問題のドメインを記録 → 該当Skill Builderコースに戻る → 翌日再演習」。これを2-3周回すと弱点ドメインが見える化します。正解できた問題を何周も解くより、引っかかった問題を翌日もう一度のほうが効率的です。
主要な問題集の選び方
サイクルを回すための問題集の定番は3つです。
問題集 | 形式 | 価格 | 特徴 |
|---|---|---|---|
AWS公式 Official Practice Exam | 本番形式(90分65問) | 29 USD(Subscription) | 本番と最も近い問題形式、評価4.8/5(17,052件) |
Ping-t(日本語) | Web問題集 | 無料 | CLF-C02範囲は完全無料、約500問、日本語圏の定番 |
Udemy 模試(日本語/英語) | 模擬試験6セット | 1,500-3,000円(セール時) | 価格対量のコスパが良い、日本語版あり |
教材の詳しい比較とレビューは AWS CLF おすすめ教材 にまとめています。
お金をかけずに合格する選択肢
コスト面が気になる方は、Ping-tとSkill Builderの無料コースだけで合格できます。データサイエンス学位を持つVictor氏(Medium(英語の記事投稿プラットフォーム)の @vicpal)はAWS Skill Builder公式無料コース + Anki(フラッシュカード型暗記アプリ)の間隔反復法 + GitHubで公開されている無料の練習問題集のみ(合計32時間、1ヶ月)で1000点満点中838点を取った記録をMediumに残しています。
AI活用(ChatGPT、Claude、NotebookLM)の現実
無料教材で進めるのと並んで、最近増えているのがAI活用です。2026年に入って、ChatGPT、Claude、NotebookLMなどのAIを学習補助に使う合格者が増えています。「6つのRはGPTに具体例を聞いた」(dev.classmethod)、「AIに間違えた問題を入力して苦手項目のまとめを作成させた」(iOSエンジニア体験記)、「NotebookLMで弱点項目のポッドキャストを生成した」(dev.to)といった活用法です。
ただしAIに丸投げで勉強した気にならないでください。説明文は便利ですが、正答の根拠は必ず公式ドキュメントで確認してください。CAFのパースペクティブ名称など固有名詞はAIが誤りを含めることがあります。
なおExamTopicsは合格者が試験問題を投稿するQ&Aサイトですが、正答が不確かな問題が混在するため、Ping-tやSkill Builder Officialより信頼性が劣ります。補助的にとどめてください。
ステップ3のゴールは、本番形式の模試で7割以上を安定して取れることです。これを達成できれば、予約済みの試験日も近いはずです。
IT未経験者向けロードマップ
3ステップを「時間軸」で整理すると、4-6週間で進めるのが現実的でしょう。
6週間プランは、フルマラソンを1ヶ月で走り切る無理ではなく、ペース走に近いものです。根拠は、完全IT未経験で合格した実例(営業職3週間、総務職3週間、文系独学30-50時間)から、平日1.5-2時間 × 6週間 = 約60時間が標準ラインだから。ただし、IT用語の基礎習得を含めると、4週間は最短、6週間で余裕を持つ計画を推奨します。

6週間版の週次プラン
具体的な6週間のスケジュールはこちらです。試験予約はAWS試験の予約サイト Pearson VUE で行います。
週 | やること |
|---|---|
週0(着手日) | 試験予約(6週間後の試験日を Pearson VUE で確定)+ 学習計画立案 |
週1 | 試験概要 + IT/AWS用語の基礎(Cloud Practitioner Essentialsコース6時間 + 公式試験ガイド読了) |
週2 | D1 クラウドのコンセプト + D2 セキュリティ前半(Skill Builder Domain 1+2 Review) |
週3 | D2 セキュリティ後半 + D3 クラウドテクノロジー前半 |
週4 | D3 クラウドテクノロジー後半 + D4 請求・料金 |
週5 | 問題演習(Ping-t 全問1周 + Skill Builder Domain Practice、隙間時間活用) |
週6 | 模試 + 弱点ドメイン補強 + Official Practice Exam |
レベル別アレンジ
ご自身のレベルに応じて6週間版をアレンジしてください。
- 完全IT未経験(Excel/PowerPointしか触ったことがない): 6週間版をそのまま使う
- IT周辺知識あり(基本情報技術者・ITパスポート合格者): 4週間版に圧縮、週1のIT用語学習をスキップ
- AWS実務経験あり(6ヶ月以上): 2-3週間版に圧縮、週1+週2をまとめてステップ2へ直行
3週間で合格した方もいますが集中できる環境とハードな自己管理が前提。多くは6週間プランから始めてペースに合わせて圧縮するのが安全です。実務経験者は「2-3週間で最短で」と考えがちですが、ここで油断するとD4で取りこぼすケースが少なくありません。
隙間時間を積み重ねるコツ
6週間プランでつまずきやすいのが「時間の確保」です。平日にまとめて10時間という勉強の仕方はほぼ続きません。むしろ隙間時間 — 通勤電車、エレベーター待ち、信号待ちの数十秒 — を積み重ねたほうが結局早く終わります。Ping-tはスマホブラウザで問題演習できるので、空いた数分が学習時間に変わります。
具体的なスケジュールの組み方は AWS CLF 勉強時間 で詳しく解説しています。
まとめると、IT未経験6週間 / IT周辺知識あり4週間 / 実務経験者2-3週間が目安。いずれも先に試験日を確定してから逆算で組んでください。
やってはいけない勉強法
「何をやるか」の裏で「やってはいけないこと」を押さえると、本番のスコアが大きく変わります。低スコア合格者・不合格者に共通する勉強法は5パターンです。
パターン1: 答えを丸暗記する
症状: 模試で正解できても本番で「この問題は知らない」と動揺し点が伸びません。
起こる原因: CLFは「なぜその選択肢が正解か」を問う試験です。丸暗記は本番で見慣れない言い回しに出会うと崩れます。Udemy模試で90%取れていた方がPing-tで知識の穴が露呈した体験記もあります。
具体的な対策: 各問題で「なぜこの選択肢が正解で、他はなぜ違うのか」を1文で説明できるか問い直してください。「これ知ってる」と思った瞬間が一番危ないんです。
パターン2: 動画コースだけで満足する
症状: 動画コースを見るだけで、本番で「動画で見たはずなのに思い出せない」状態になります。
起こる原因: 動画は受動的な学習なので記憶への定着が浅くなります。本番形式の問題に触れていないと、知識を「取り出す」訓練ができていません。
具体的な対策: 動画 → 問題演習 → 動画に戻るサイクルを最低2周。動画1コースごとに対応するSkill Builder Domain Reviewを解いて穴を埋めるのが効率的です。
パターン3: 模試を先に始める
症状: 基礎が固まる前に模試に手を出して、点が伸びず挫折します。
起こる原因: 模試は「弱点ドメインを見つける」ためのツールで、「合格する力をつける」ためではありません。基礎が無い状態だとほぼ全ドメインが弱点と表示され、どこから手をつけるか分からなくなります。
具体的な対策: まずSkill Builderのドメイン別Reviewを一通り終え、各Reviewで7割取れる状態になってから模試に移ってください。
パターン4: D4(請求・料金)を軽視する
症状: 配点12%だから捨てていいのでは? 結論、その油断が合格を遠ざけます。
起こる原因: D4はサポートプラン4種・リザーブドインスタンス料金体系・Cost Explorerなど、実務でコスト最適化をやっていても「試験で聞かれる粒度」とは別物です。
具体的な対策: D4専用に最低2時間を取って、サポートプラン比較表とRI/Savings Plansの違いを覚えてください。
私自身、上位5資格を持っていた油断でD4の対策をほぼせずに受けました。900は超えると思っていたのに結果は807点でした。サポートプランの違いを聞かれた瞬間に固まったんです。BusinessとEnterpriseの差は、当時の私は普段の業務で意識していませんでした。配点12%だからと甘く見ると、取りこぼしたぶんがスコアに出ます。
パターン5: 一気詰め込み
症状: 週末にまとめて10時間という勉強は記憶定着しません。
起こる原因: 長期記憶への定着には「分散学習」のほうが圧倒的に効率的。一気詰め込みは短期記憶までしか作用せず、翌週には忘れています。
具体的な対策: 平日1.5時間 × 6週間のペースに切り替えてください。隙間時間活用と組み合わせれば、無理なく6週間プランを消化できます。
5パターン共通の根本原因は、分散学習を避けて短期詰め込み + 表面理解で終わること。逆をやれば合格に近づきます。
合格者に共通する成功パターン
裏返しとして、高スコア合格者・短期合格者に共通する成功パターンも5つあります。
5つの成功パターン = (1) ハンズオン併用、(2) 公式リソース優先、(3) 弱点ドメイン補強、(4) CLF範囲を基礎として軽視しない、(5) 英語ソース併用。順番に解説していきます。
パターン1: ハンズオンを併用する
何をするか: AWS無料利用枠でEC2やS3を触る、またはAWS Cloud Questをプレイする。
なぜ有効か: テキストや動画で学ぶだけだと、サービス名と機能の対応が記憶に残りにくく、本番で判断が遅れます。触っておくとサービス名を見たとき操作画面が思い出せます。
具体的な手順: 合格目的なら任意、実務でAWSを使う予定があるなら必須。最低でもCloud QuestのCloud Practitionerシリーズは進めておくとよいでしょう。
パターン2: 公式リソースを最優先する
何をするか: Skill Builderと公式試験ガイドを学習の中心に据える。
なぜ有効か: 公式リソースは出題範囲との整合性が他を圧倒しているから。前述のVictor氏(無料教材のみで838点)が示すように、教材を絞ることで迷いがなくなります。
具体的な手順: 最初の15-20時間は他教材に手を出さず、Skill BuilderのExam Prep Planを順番にこなす。それで足りなければPing-tを補助的に追加してください。
パターン3: 弱点ドメインを補強する
何をするか: 模試で間違えた問題のドメインを記録 → 該当Skill Builderコースに戻る → 翌日再演習、のサイクルを回す。
なぜ有効か: 1周目で正解できた問題でも、2周目で「なぜ正解か説明できない」と気づくことがよくあります。3周目には説明までできるはずです。
具体的な手順: 1セット解いたら間違えた問題のドメイン番号(D1-D4)をメモして該当Reviewに戻る。これを最低3周回せばOKです。
パターン4: CLF範囲を基礎として軽視しない
何をするか: CLFの内容を「基礎の確認」と見て、すべての概念で「説明できる」状態を目指す。
なぜ有効か: CLF範囲は上位資格の土台。SAAやDVA(デベロッパー アソシエイト)から始めるとCLFレベルの基礎で何度も立ち止まる場面が出てきます。
具体的な手順: 各項目を読み終えたら声に出して説明できるか試し、詰まったら戻って3分復習してから次に進む。
CLFを最後に受けて気づいた、これが一番伝えたい話なんです。
SAAの勉強中に「責任共有モデルって結局どっちがどこまで守るんだっけ」と何度も調べ直したのを覚えています。Well-Architected Frameworkの柱も問題文に出るたび確認し直していました。SAPの受験でも基本サービスの使い分けで手が止まりました。振り返ると全部CLFの範囲です。先にCLFで基礎を整理しておけば、あの遠回りはなかった。順番を間違えた私が言うんだから、間違いありません。
パターン5: 英語ソースを併用する
何をするか: Reddit r/AWSCertifications やTutorialsDojo の英語解説を日本語ソースと併用する。
なぜ有効か: 英語ソースには合格直後の生の声が日本語より多く残っており、出題傾向の最新情報を得やすいから。例えば、「Passed CCP CLF-C02. Here is what EXACTLY you need to know」のような投稿には、CAFや責任共有モデルの出題傾向が合格者本人の言葉で書かれています。
具体的な手順: 翻訳ツールで週に2-3件Reddit投稿を読む。Stephane Maarek(Udemy CLF対策コース著者)やJon Bonso(TutorialsDojo創設者)の解説も日本語ソースに無い視点を提供してくれます。
成功パターン5つの共通項は、公式リソース優先 + 弱点ドメイン補強 + 順番を守ること。これを習慣化すれば合格まで一直線です。
よくある質問
検索ユーザーから多く寄せられる疑問7つに、AWS公式と合格者58名のデータで答えます。
Q1. コーディングできなくても合格できますか?
合格できます。AWS公式試験ガイドの「試験範囲外5タスク」に「コーディング」「実装」「トラブルシューティング」が明記されています。文系・非エンジニアの方でも安心して進めてください。
Q2. 合格スコアは70点取れば合格ですか?
700/1000で合格ですが、正答率70%という意味ではありません。CLF-C02は100〜1,000の補整スコアリングモデルで、問題の難易度に応じてスコアが換算されます。未回答は不正解扱いで、推測ペナルティはありません(出典: AWS公式 CLF-C02試験ガイド)。模試で正答率80%以上を安定して取れる状態を目指してください。
Q3. 試験は日本語で受けられますか?
受けられます。CLF-C02は13言語対応(日本語、英語、中国語2種、韓国語、スペイン語2種、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、アラビア語、バハサ・インドネシア語)(出典: AWS公式 CLF認定ページ)。Pearson VUE の予約画面で日本語を選択できます。
Q4. CLF合格後の再認定はどうすればいいですか?
認定の有効期間は3年です。再認定方法は4つあります:
(1) AWS Cloud Quest: Recertify Cloud Practitioner(ゲーム形式、無料・試験不要。ただし認定が6ヶ月以内に期限切れになる場合のみ対象) (2) 最新版のCLF試験に再合格する (3) Associateレベル試験(SAA/DVA/SOA等)に合格する (4) Professionalレベル試験(SAP/DOP)に合格する
いずれかを完了すれば再認定されます。詳細は AWS公式 再認定ページ を参照してください。
Q5. CLFの次に受けるべき資格は?
AWS実務に進むならSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)が定石。開発者はDVA(デベロッパー アソシエイト)、運用はSOA(システムオペレーター アソシエイト)が向いています。詳しくは AWS CLF完全ガイド を参照してください。
Q6. 試験時間は余るって本当ですか?
多くの方は30-40分で解き終わります。「20分解答+15分見直しで合計35分」「40分程度で解ききれた」という合格体験記が複数あります。ただしCAFや責任共有モデルの問題が長文化すると70-99分使い切った報告も。90分はあくまで上限と捉え、見直し時間を確保してください。
Q7. 不合格になったらすぐ再受験できますか?
すぐには受けられません。14日間(2週間)の再受験待機期間 があります。AWS公式の規定で、1回目の試験日から14日経過後に再受験できます。回数制限はありません(出典: AWS公式 再受験ポリシー)。
ただし、一度落ちても不合格は「試験範囲のどこが弱いか」を最も明確に教えてくれる機会なんです。14日の待機で弱点に集中すれば、2回目で必ず合格できます。
おさらい
CLFの勉強方法は、先に試験予約 → 3ステップ(試験範囲を知る → Skill Builderで基礎 → 問題演習で仕上げる)を順番に進めれば、IT未経験者でも6週間で合格圏(模試で7割以上安定して取れる状態)に入れるはずです。
逆に、ステップを飛ばしたり、答えを丸暗記したり、D4を軽視すると遠回りになります。ハンズオンを併用し、公式リソースを優先し、弱点ドメインを補強する習慣を持てば、合格までの道筋が短くなるはずです。
焦らずに、まずは試験予約から始めてください。
次は AWS CLF 勉強時間 で、ご自身のレベルに合った時間配分を確認してくださいね。
Speed Study編集部
AWS認定資格の学習をサポートするSpeed Study公式編集部です。